営業の仕事でストレス
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36歳の社会人です。
もと居た会社の営業不振で自主退職をし、再就職にむけて活動をしておりましたが、なかなか見つからず、ハローワークで紹介されていた某不動産会社の面接を受け、営業職につきました。
この歳で中途採用してもらえるのも有難く、給料面もそこそこ良かったので就職することにしましたが、実際勤めてみると、かなり厳しいものがありました。
もともと自分は、営業経験があまりなく、というよりは皆無です。
今までお客様と相対するのも、ほぼ決まった仕事の打ち合わせくらいです。
なので、新規のお客様とどのように接したら契約までこぎつけるかが分かりません。
新卒からこの会社の営業をしている、自分と同じ歳の上司などは、営業ノウハウはもちろん、多数の案件を持って動いています。
最初に面接を受けた時に、「営業経験がなくても大丈夫」と言われたし、営業トーク研修を受けましたが、半年経っても結果を出せないと周囲の風当たりも厳しくなってきます。
就職した当初は、既に進んでいる契約についてのローンの書類作成や、業者との連絡、調査などの雑務を任されていたので、なんとか上手くやっておりましたが、
一ヵ月目から、自分で契約を取ってくるように会社から言われました。
午前中はテレアポをし、午後からオープンハウスの前に立ち、通行されるお客様に声をかける、という営業をするようになりました。
テレアポでは、見込み客を探していくわけですが、可能性のある反応は100件かけても1件あるかないかです。
大抵は、厳しい反応で電話を切られてしまいます。
電話では顔が見えない分、まだ気持ちの割り切りが出来ますが、街頭に立ち、オープンハウスの見学を誘う営業が辛いです。
無視されたり、手で払うようなしぐさをされたりします。
この、オープンハウス見学のお客様をキャッチするのも、実はノルマがあります。
私は、このノルマもなかなか達成することが出来ません。
だんだん、会社での居心地も悪くなってきました。
当初、フレンドリーに話しかけてきた同僚や上司も、心なしか冷たいような気がします。
飲みにも誘ってもらえません。
自分から「飲みに行ってもいいですか?」と言うには、自分の成績が悪いので、積極的になれないというのもあります。
多分、ストレスのせいだと思いますが、身体にじんましんが出るようになりました。
会社に向かう途中で腹痛も感じるようになりました。
ある日、部長に呼び出されて「営業の仕事、どうですか?」と聞かれました。
面接の時に、面接官をしていた部長だったので、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、
ほぼ即答で「自分には無理かもしれません」と答えていました。
部長は、私の答えを聞いてもあまり驚きませんでした。
おそらく、私の状況を見て、察していたのだと思います。
自主退職という形ではありますが、スムーズに辞めることができました。
あとから考えると、部長は人事を担当しているので、営業成績の悪い社員を整理するために私を呼び出したのかなあとも思います。
しかし、今となっては、そんなことどうでも良いことです。
また就職活動生活に戻るのは、経済的に厳しいですが、本当に本当にホッとしました。
じんましんの痕はまだありますが、腹痛からは解放されました。
多分、私は自分から辞めるとは言い出せず、部長からの呼び出しが無かったら、無理して働き続け、多分心身ともに病んでいたと思います。
これからは、もう、給料が良くても営業職には絶対応募しません。
人には向き、不向きがあります。
生活は苦しくても、自分にあった仕事をじっくり探そうと思いました。