高校時代のいじめを糧に

閲覧数:2,008 ビュー 文字数:1226 いいね数:0 0件

高校時代、俺はいじめられていた。

あの頃の俺は自分のことを俺なんて言わなかったし、かなり暗い性格だった。

背丈はまずまずあったが、がりがりの体つき。

俺が入学したのは、あまり頭の良い高校で、暗い性格で人とまともにしゃべれない俺はいじめのターゲットにされた。

カツアゲなんて当たり前、毎日理不尽に殴られ、腕にはいまだに根性焼きの後が何個も残っている。

裸にさせられ授業を受けさせられたりもした。

先生は軽く注意するだけで、何も助けてくれないクソども。

相談しても、「まあ、がんばれ」しか言わない。

何度も自殺を考えたが、そこで死んだら結局いじめていたやつらの思うつぼだと思った俺は、絶対にやつらを見返してやると決心し、親に土下座して高校を辞めた。

暴力でやり返してやろうと、格闘技でも始めようと思ったが、暴力で解決するのは一時的なものだろうから、一生の勝ち組になってあいつらを見返してやろうと思った。

だから高校を辞めた2年の夏から必死に勉強した。

正直食事と睡眠以外は勉強し課していなかった気がする。

志望校はもちろん都内でトップレベルの国立工学部。

大検とって、模試の判定でもA。

まあ、それぐらいの勉強はしたつもりだったんで、別に驚きはしなかった。

さすがに大学の受験日はメッチャ緊張したが、何とか合格。

日本の人なら誰でも知っている超名門国立の工学部に入学。

大学入学後は高校時代とは真逆の生活だった。

高校のとき勉強できても、「キモい」や「オタク」とか言われるけど、大学以降は頭のよさが大切。

もちろん、コミュニケーション能力も大切だけど、俺は勉強を死ぬほど頑張ったから、高校時代より自分に自信がついてた。

だから、人とそれなりに話すことができた。

やっぱり、一つのことを一生懸命やるのは大切なんだな、と実感した。

それに、自分は大検取ってて学歴が他の人と違うから、みんな俺に興味を持ってくれた。

理系だから、出会いはないと思ってたけど、インカレのサークルに入れば、女子大の子がいっぱいいる。

大学時代は、サークルに入り、彼女もでき充実した日々を送った。

地元を彼女と歩いているところを、俺をいじめていたやつらが見て驚いてたw

だって彼女メッチャ綺麗だから。

順調に大学・大学院を卒業し就職は超一流メーカー。

世界でも通じるトコだよ。

結局、俺をいじめていたやつらを直接見返すことはできなかったけど、いじめられた悔しさをばねにここまで頑張れて、今は充実した人生を送ってる。

だからいじめられたり、生きている意味を感じない人がいたら、とにかく死ぬほど勉強して欲しい。頭の良さの問題もあるけど、苦しくてもやり続ければできるようになる。

勉強すれば、人生変わるよ!