秘密がバレたおかげで仲良くなった
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ちょっと可笑しな形で私は悩みを克服しました。
私は若ハゲで、大変悩んでいたので、職場が変わると同時にカツラをはめました。
他人のカツラを見ると不自然だと思っていたのですが、いざ自分もつけて、鏡を見ると意外と似合っていると思っていました。
カツラ生活も1年が過ぎた頃でした。
私は課長の立場で、回りからはまじめで寡黙な性格な為、あまり周りと砕けた会話をすることはありませんでした。
自分の机に向かおうとした時、コードにつまずいてしまいカツラがはずれてしまいました。
あのときほど恥ずかしかったことは今までないですし、これからも恐らくないでしょう。
カツラがばれたときは、クスクスと笑い声が聞こえてきました。
私は急いでトイレに駆け込みました。
とりあえず、カツラをセットしなおし、本当は行きたくなかったのですが、仕事中だった為自分の席に戻ることに。
職場ではしばらく顔を上げることができませんでした。
恥ずかしさから若手社員がやってきて「取ったらどうですか?」と一言。
話を聞くと、みんな私がカツラであることを知っていた、と言うことです。
正直、自分では気づかれていないと思っていました。
正直、若手社員が声をかけてくれて、助かりました。
その日から、私はカツラを取りました。
いつもカツラのことを気にしていた私ですが、はずしてみると周りに嘘をついている後ろめたさから開放され、清々しい気持ちでした。
私が隠し事がなくなり少し明るくなったせいか、周りがカツラのことを気にせずに接することができるせいか分かりませんが、カツラをはずして以来社員達と頻繁に飲みに行くようになりました。
今では、若者達と飲むことができなんだか若返った気分です。
偶然、私は秘密がバレてしまいましたが、やはり隠し事が無くなると気が楽になりますし、周りも気を使わずに済みます。
皆さんも悩み事を周りに打ち明けると、物事が良い方向に向かうかもしれません。
少しでも私の可笑しな体験が何かに悩んでいる人に役立てばと思い、投稿してみました。