義母が買い物依存に
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30代、会社員(クリエイティブ系)です。
結婚して3年になりますが、子どもはいません。
私も旦那もまだまだ仕事が楽しい盛りです。
そんな中、昨年、義父(旦那の父親)が他界してしまいました。
以来、少しずつゆるやかになのですが、義母の様子がおかしくなってしまいました。
もともと義母は、お嬢様育ちで働いた経験も無く、あまり家事などもマメにやる方ではないタイプ。
義父が一流企業に就職したばかりの頃、まだ学生で花嫁修業もしていない義母にプロポーズし二人は結婚したそうで、旦那も子どもの頃はけっこう裕福な生活をしていたそうです。
ですが旦那が中学生くらいの時、バブルが崩壊し、義父がリストラされてしまったそうです。
義母の実家のお金も、株や不動産投資などに失敗しほとんど使ってしまったそうなのです。
以後、義父はビルの管理人や清掃など複数の仕事をコツコツとこなし、旦那と旦那の妹を、奨学金制度なども使いながら何とか大学まで行かせてくれたそうです。
そんな働き者で面倒見も良い義父の他界は突然だったため、直後は義母も精神的に不安定になってしまいました。
明るく振る舞っていたかと思うと次の日突然電話してきて「私もお父さんの後を追う」などと言ったり、心配な状態が続きました。
旦那の実家は私たちが住んでいる東京都内からは電車とバスで3時間強ほどかかる距離なので、そういった時にもすぐに会いに行くわけにもいかず、旦那の実家にほど近いところに住む義妹夫婦が頻繁に様子を見に行ってくれていました。
そうこうしているうちに、義母もだんだん元気を取り戻し、普通の日常を送れるようになってきたようでした。
しかし、数ヶ月経ったころ、旦那が私に内緒で義母に毎月お金を数万円送金している事が発覚しました。
訊いてみたところ、義母は貯金も使い果たし、年金だけでは月々の生活が苦しいと言っているようで、旦那に援助を頼んだとの事。
私は旦那に、そういう話を内緒にするなんて水臭い、ちゃんと夫婦の家計で計上しようよ、だからこれからは毎月ちゃんと言ってね。と言いました。
すると、それからだんだん少しずつ、義母の「援助希望額」が増えていくのです。
旦那が使途を訊くと、「いちいち細かく覚えていない」と言うそうなのです。
電話ではらちがあかないので、その後の連休に旦那の実家を訪ねてみました。
どうやら実家近くに大型のショッピングモールが出来て以来、自炊しない義母は、毎日お惣菜を買い出しに行くついでに、衣料品や雑貨など、何かしら買ってきているようでした。
ただそれらは本当に必要な物でもないのか、封も空けずに放置したり、同じような物を複数買っていたりと、明らかな「無駄遣い」があるようでした。
また、孫(義妹の子)にも沢山おもちゃや洋服を買ってあげている、と嬉しそうに報告され(義妹は私達が金銭援助している事は知らないのです)、
しかも、私達の来訪が嬉しい、と言うだけで、別に何の記念日でもないのに勝手に高価なお寿司や仕出し料理をとった上に、高価な酒、や高級ブランドのワイングラスを新調したと言い、プレゼントもあるのよ、と言って食器のセット(正直ぜんぜん私の好みでは無い)を渡してきたり。
私は内心(「私たちが援助しているお金で…」)と思ってしまい、そんな歓迎も素直に喜べませんでした。
と、いうか、ムカつきました。
私達も子どもがいない現在だからこそギリギリ援助してもやっていけるほどの収入で、ロクに貯金も出来ない位なのに…!
自分の現在の財政状況も顧みず、身の程以上に浪費しているいまの義母は、「買い物依存症」なのではないかという話になり、今の状態で一人暮らしをしているのは危険ではないかと思いました。
とはいえ、小さい子どもを二人抱えて手狭に暮らしている義妹夫婦には今以上頼るわけにもいかないし、私達も、残業が多い仕事の性質上、旦那の田舎に住むわけにもいかず、義母を私達のほうに呼び寄せようという提案をしましたが、義母は住居を変えるのは絶対に嫌だと言ってききません。
自由きままに一人暮らしがしたい、と言うのです。
そして結局、義母をなんとか説得し、週一回の依存症のグループカウンセリングに通ってもらう事にしました。
義妹にも現在の状況を話しました。
義妹も、今後は孫への過剰なプレゼントなどは「母を傷つけない程度に断るようにする」と言ってくれました。
また、お惣菜を毎日買いにショッピングモールへ行くのも「買い物欲」を刺激してしまう原因だと思い、お惣菜の宅配サービスを申込ました。
また、なるだけ今後は、欲しいものがあれば金銭でなく私達が、「物品」で送るよ、と宣言し、面倒でもいちいち希望を訊いて送ったり、顔を出せる週末などは持っていったりするようにしてから、
やっと最近は義母の「援助希望額」が減ってきました。
いずれは旦那の田舎に帰る事になるのでしょうが、今はこのやり方(少しずつの地道な工夫)でなんとかうまく行っているので、とりあえずホッとしています。