好きな上司からプロポーズをされたけど…

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ひげぺんさん(女性 24歳 鳥取県)から投稿いただいた「お悩み解決体験談」です。

両親の離婚の影響で結婚に対して悪いイメージを抱いていたひげぺんさん。

どうせ結婚をしても離婚になるんだから結婚をしたくないという先入観を持ち続けていました。

そんなひげぺんさんでしたが、社会人になり仲のいい上司に対して好意を寄せるようになります。

上司もひげぺんさんに好意を寄せており、彼の方から結婚を前提として交際を申し込まれました。

ひげぺんさんは結婚をするつもりはありませんでしたが、彼は結婚をしてもいいぐらい好きな相手。

どうすればいいのか悩んだ結果、信頼できる友人に相談をすることにします。

お悩み解決体験談
結婚をしても幸せになれないと思っていた私のお悩み解決体験談

好意を寄せていた上司から結婚を前提とした告白

社会人として働いていた頃、当時とても仲の良かった上司から、結婚を前提としたのお付き合いを申し込まれました。

彼とはよく一緒に仕事をしており、馬が合うのかすぐに仲良くなったこともあって頻繁に飲みに行く仲でした。

何となく彼は私の事が好きということには気づいていましたし、私自身彼の事が好きだったのでお付き合いするのは時間の問題でした。

その後飲みに行く回数を重ねるごとに、彼は「結婚したら」というワードを出し始めます。

そこでようやく、彼は付き合うだけでなく結婚を考えているのだと気が付きました。

結婚に対する悪い印象しかない私の気持ち

しかし、私は絶対結婚をしないと心に決めていました。

当時私が若かったこともあり、結婚というのはまだまだ先だと思っていたこともあります。

ですが、一番の理由は両親の離婚の影響です。

母方に引き取られた私は、いつもお金に困る姿を間近で見ていました。

また、元父の影響で精神的に参っていた母は子供の私に手をあげることもありました。

時々会う元父はお金にだらしなく、最新の家電を持っているのにもかかわらず、養育費の支払いを一切しない人でした。

何年か経ち、母の状態と父との関係は落ち着きましたが、そもそも、自分の周りには離婚した家庭が多かったことや幼い頃の過去が忘れられなかったことで、「どうせ結婚=離婚になるんだから結婚をしたくない」という強い思いを持つようになりました。

彼との結婚を迷っていることを友人に相談

ですが、彼は今まで出会った人とは全く価値観が違う人間だということは分かっていましたし、私はそんな彼が好きでした。

お金の管理はきちっとしており、いつもポジティブ。

そして何より、きちんと結婚を考えている誠実的なところ。

確かに結婚をしてもいいぐらい好きな相手です。

でもどうせ離婚してしまう可能性が高いのならばやめておいたほうが良いのかもしれない、と頭の中でぐるぐると考えが回ります。

どうしようもなくなった私は、古くからの友人に相談することにしました。

友人は私の家庭環境についても詳しく、私は結婚をしたくない理由を知っています。

さらに、いつも相談をすると的確なアドバイスをくれる心強い存在です。

友人の言葉をきっかけに結婚をする決意を固めました

私の相談をゆっくり聞いてくれた後、友人はこう言います。

「結婚してだめなら離婚すればいいんじゃない?」

その言葉は、私にとって目から鱗でした。

なんでそんな簡単なことに気が付かなかったんだろうと。

それまで私は、家庭環境や過去の経験から結婚したら離婚してはいけない・離婚するのは悪い事という洗脳が掛かっていました。

しかし友人の言葉で洗脳が解けたのです。

別に自分は両親とは違うんだから、結婚して上手くいかなかったら離婚をしてもいいんです。

好きなら結婚して、ダメになったら離婚すればいいんだと、友人の言葉を聞いて衝撃を受けた記憶があります。

その後、彼とは「結婚してから関係がうまくいかなくなったら離婚しよう」という前提でお付き合いをし、結婚をしました。

彼と結婚するまでに色々ありましたし、今でも時々大きな喧嘩をしますが、結婚から数年たった今でも夫との関係は良好です。

ですが、物を買うときやお金に関しては、離婚した時のことをお互い常に考えています。

子どもについても、欲しいと思わないことや離婚した時のことを考えて作る予定はありません。

ある意味、いつでも離婚できるような状態にしていることで不安要素が減り、良好な関係を築けていると思っています。

結婚=悪い事という先入観を払拭

幼い頃から、結婚したら必ず夫婦仲が悪くなる・離婚するという先入観がありました。

しかし、いい相手と巡り合えれば全くそんなことはありませんでした。

むしろ結婚して良かったと思えることばかりです。

私たち夫婦のような、離婚を前提とした考えの人は少ないかもしれませんし、あまり受け入れられるものではないでしょう。

でも、ずっと2人仲良く生活することしか考えていないより、将来のリスクを考えて結婚した私たちは賢い選択ができたと思っています。


ひげぺんさん(女性 29歳 鳥取県)、お悩み解決体験談のご投稿ありがとうございます。

幼いころの思い出、経験というものはその人の人生を大きく左右するといわれています。

いい思い出であればいいのですが、ひげぺんさんのように悪い思い出があると、年をとっても、下手をすると死ぬまで悪い印象を払拭することが出来ないこともあります。

ひげぺんさんの場合は、幸いなことにとても素晴らしい友人の助言のお陰で、結婚に対するトラウマを克服するための第一歩を踏み出すことが出来ました。

きっかけは本当に些細もののこともあります。

先入観に囚われてしまい、柔軟な思考が出来ないときこと信頼できる第三者に相談をするということは大切なのかもしれません。

まだ完全に結婚に対する先入観を払拭することができたわけではないでしょうが、自分自身が結婚生活を幸せなものにしていくことで、過去の先入観から解放されて欲しいと願います。