SNS社会の影響で抱いた自己否定感を克服した新しい考え方とは?
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rockbjcさん(男性 37歳 三重県)から投稿いただいた「お悩み解決体験談」です。
rockbjcさんが悩んでいたのは、自身の劣等感・無能感・自己否定感に悩まされていたと言います。
この悩みはネットが発達した現代社会だからこそ、抱く悩みであり多くの人が抱いている悩みではないかと、rockbjcさんは分析します。
YouTubeやSNSで成功者やトップにいる人を気軽に見れる機会が増えたこそ、それらの人と比較して落ち込んでしまう。
この悩みのプロセスを理解していても、感情は落ち込んでいくばかりで困っていたと言います。
しかしあることが、rockbjcさんのそんな悩みを打ち抱いてくれたそうです。
誰しも少なからず感じる事だとは思いますが、悩みの大元は自信の無さからくる無能感が大きいのではないでしょうか。
自分には何もできない、あの人の方が上手くやれるという劣等感が残り続けて、最後には諦めてしまう。
私の悩みは、人生何故こうも上手くいかないのだろうという「自分を認められない・許せない」感覚でした。
現代社会では劣等感を悩みとしてる人が増えている
私だけではなく、今の時代は多くの人がこの自分を認められない感覚に陥っていると思います。
何故かというと、あらゆるジャンルにおいて今は誰もがトップクラスを見れてしまうからです。
特に自分の腕でやっていく事は、全てyoutubeにトップクラスがいるのです。
例えば楽器演奏等は、最初から目指す頂が見れます。
人とは思えない早さで動く指から奏でられるギターであったり、途轍もない難易度である曲を完璧に自分のものにするピアニストであったり、その技術は感動ものです。
勿論、最初はその最高を見て奮起します。
興味を持ったジャンルをやってみようという原動力であり、ユーザーを増やす何よりの窓口です。
ネットの発達のせいで成功者と比べる機会が増えてしまった
しかしそれは後々、ある程度までできるようになった自分を潰していきます。
音楽は昔からその傾向はあります。
上手いといわれて育った人間が専門学校に入りレベルの差に打ちのめされる…というのは珍しいことではありません。
通過儀礼であり、そこから生き残れるかの選別でもあります。
しかし今は全てのジャンルにおいて成功者が間近に見れます。
お金持ちというぼんやりしたものでも、世界中どこでも見れるし映像だけでも体験できる。
自信というのは自分はこれができるという自覚から始まるのですが、今は自信を持つ前にインターネットがマウントを取ってくるのです。
思考の行き着く先は、この程度だと特技とはいえないかな…という気持ちです。
自分の軸として何か趣味や特技が欲しいのに、勝手に上澄みと比較をして落ち込んでしまうという悪循環に陥るのです。
勿論これは被害妄想のようなもので、勝手に自分が傷ついているだけです。
事実と思考が乖離し人間は悩みの沼へとハマっていく
しかし悩みというのはそれが分かっていても抜けられないから悩みなわけで、当時はかなり苦しみました。
自分には何もできないのではないか?という思いがどうしても抜けてくれないのです。
次第に暗黒期に突入し、私はギャンブルにハマりました。
ギャンブルは運の結果が強く、誰でも勝てる瞬間があり負ける瞬間があります。
それに平等というとおかしいのですが変な安心感を感じ、運勝負にのめりこみました。
この悩みが解決したのは、30代前半くらいです。
最大の理由は時代なのですが、今は本当に自由な時代になりました。
過酷な時代に入ったからこそ解決していった比較する世界
~しなければいけないという同調圧力がパワハラという言葉に置き換わり消えていって、生きていける力があれば人と比べる事がどんどん減っていったのです。
特にコロナ禍から戦争は、悲劇ではありますが多くの人の悩みを吹き飛ばしたのではないでしょうか。
個人の力ではどうにもならない、何なら国家の力を全力で使ってもどうにもならないのが今です。
自分が何を積み上げようと残そうとも、遠い外国からやってきた何かで全てが終わってしまう可能性まであります。
そう考えれば、自分でどうにかできる事以外は無理に考えなくていいと思えるようになりました。
結果、これからどうしよう?はどうにもならないという結論になりました。
ならばもう目の前を全力で楽しむために生きるべきで、一度そう思えるようになると過去の自分は中二病のようなものです。
そんな時期もあったな、と20代を振り返る30代後半になりました。
激動の時代だからこそやりたいことをやって今を楽しむ
承認欲求が強すぎるとまた違うかもしれませんが、自分を認められるというのは他人との比較からの開放です。
今は情報が多すぎるせいで簡単にこの蜘蛛の巣に嵌ってしまいますが、なるべく自分は自分、好きにやろうと思えるようになりましょう。
激動の時代になってしまったので、良くも悪くも自分の人生プランは思い通りになりません。
それは昔からそうですが、今は全く関係ないところからそのプランは崩されます。
20年前スマホでこれだけ何もかもが変わると誰も思わなかったように、今は5年後すら誰も想像できません。
幸せになろうとは考えずに、今やれることを最大限楽しみましょう。
rockbjcさん(男性 30歳 大阪府)、お悩み解決体験談のご投稿ありがとうございます。
SNSのTwitterとInstagramを比較してみると、Instagramを見るユーザーの方が幸福度が下がっていることが研究にて分かっています。
これはInstagramのがキラキラしたシーンを切り抜いて、綺麗で充実した写真のみしか投稿されない為、他人が幸福で充実しているという情報をより直接的に受けてしまうのです。
この研究結果やrockbjcさんのおっしゃるように、SNSの発達から成功者と比較してしまうことによる自己肯定感の欠如が深刻化しています。
ここ数年で世界は様変わりし、以前より予測困難で人生何があるか分からない時代になりました。
だからこそ、今一瞬一瞬を大事に生きる、という発想は大事です。
それに加えて、私は「幸せになろう」と思って生活することは大事なことだと思います。
高すぎるモチベーションは自分を傷付けてしまいますが、程良いモチベーションというのは日常に刺激を与えてくれます。
激動の時代の今だからこそ、他者を気にせず自分のやりたいことをやって幸せになっていってほしいと思います。